外遊帳 2010 冬

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3月7日(日) どうもさえない



ちょっといやーなことがあって、腹立たしかったり、悲しかったり、まあ精神的に良い状況でない日々を過ごしている。
これじゃいかんいかんと、夕方モモンガを見に行ってきた。

いつもの場所に入り、三脚を立ててみると、三脚のパーン棒がない。
車のトランクにも、歩いてきた道にもないので、前回の撮影で落としてしまったのかもしれない。

モモンガたちは、穴から出るとすぐに木の高い所に行ってしまったので、シャッターチャンスも少なく、良い撮影とはならなかった。

春が待ち遠しい、まあきちです。

2月13日(土) なんとなくインドアですごしていた。


娘にスキーをせがまれることも、自分の外遊びが減っている理由だな。


最近の休みは何をしていたかと言うと、あまり何もしていない。
呑みに行ったり、飯を作ったり、本を読んだりと、インドアで過ごしていた。
ワカサギ釣りも行こうと思えば行けたのだが、まだ、冷凍庫にストックがあるし、イワシだのチカだ鹿だのを友人やら同僚やらがくれるので、狩猟欲もわかない。仕方がないので、狩猟欲を刺激しそうな本を読んだ。



どちらも、非常に面白く、一気読みしてしまった。左は京都大学を出た若者が猟師(完全な職業猟師ではないけど)になっていく話。イノシシやら鹿やらをワナでとる描写も楽しいし、考え方も共感できる。楽しそうに生きているなあって思う。右の羆撃ちも面白かった。これを読めば、一人山奥に入っても、羆に怯えなくなるかもしれない。だって、苦労してやっと羆を見つけて追跡して撃つんだもん。たまたま出会って襲われるなんて確立、低そうでしょ?




ついでに、コレも面白かった。アメマスとオショロコマの分類や住み分けを筆者が実地調査をもとに考察していくという内容で、小難しい感じもする本だけれど、自分が釣りをしたことのある川や魚が出てくるのでフムフム、そうだそうだ、と興味深く読めた。ちょっと、自分の考えていた事実と違うんじゃないかなあと思う記述があったので、いつか自分が釣りをして確かめてみたい。

で、狩猟欲が少しだけ高まったので、以前からモモンガを見たいと言っていたKameさんをお誘いして、モモンガ猟に行ってきた。


何度見ても可愛い。

ひと月ぶりだったが、やっぱり7頭(たぶん)とも健在で、次々と穴から登場してくれた。
家でkameさんの撮った貴重なビデオを見せてもらおうと思ったら、操作ミスで撮れていなかった。
そんなわけで、家で軽く一杯ひっかけた後、町に出て、二人で反省会をした。
kameさんは、翌日にリベンジすると行っていたけれど、無事映像を撮ることはできたのかな?
今度私もビデオ撮影してみようかなあ。


4頭いるけど、わかります?

さて、翌日バレンタインデー。娘がクッキーを作ってくれた。美味しかったけれど、たくさん食べろと言われてちょっと辛かった。ただでさえ山ほどあるチョコレートの消費に閉口しているというのに、あと数年は、娘の分も食わねばならない。もてるって言うのは困ったものだ。


はじめて作ったにしては、上手にできていた。

あそうそう、もてるで思い出したが、同僚の年下の可愛い女性が、少し前に、僕にこんなプレゼントをくれた。きっと僕とデートをしたり、あんなことをしたりしたいのだろうけれど、僕はジェントルマンだから、お礼は軽くハグをしてあげるだけに留めた。温かくなったら、これを着て釣りに行こう。


まあきちの「ま」の字もプリントしてあるのだ。


1月17日(日) 今年もモモンガ


朝は、自然光で写真が撮れるのがいい。

何日か前、モモンガを探しに森の中を歩き、6頭(多分)入っている巣穴を発見した。
それから、何度か通っているが、車止めから少々歩かねばならない場所なので、いい運動になっている。


何度も往復するうちに踏み固められて歩きやすくなった。ケモノ道ならぬ、まあきち道だ。

一昨日の朝は出勤前に行ったが、この時は寒かった。天気予報では−15℃だかと言っていたが、たぶん―20℃に達したのではないかと思う。車に戻りながら、鼻の穴の中が凍るのを感じた。

今日も朝から出撃したが、一昨日ほどの寒さはなく、随分楽だった。−10℃そこそこという予報であった。
AM5:45 車を止めて森に入ってすぐに、2頭が餌を食べているのを発見した。


芽だけ綺麗になくなった小枝が散らばっていれば、それがモモンガの食痕だ。

巣穴に着いたら6時を回っていたが、まだ、誰も帰ってきてはいないようだ。静かに待っていると、6:25に最初のモモンガが、巣穴に入ってきた。それから10分の間に6頭のモモンガが帰還し、それっきりだった。たった10分の撮影チャンスだった。もう少し明るくなってから戻ってくれればよいのに。そのまま家に帰り、朝飯を食べた。早朝スノーシューで歩いた後の飯は、いつもより数段美味い。

夕方の出撃前に、これまで使っていた懐中電灯よりも少し性能の良いものを家電店に買いに行った。これまでは、家の下駄箱に入っていた、非常用の懐中電灯を主に使っていた。これで照らすと赤っぽくなってしまうし、明るさにムラがあるので、撮影には不向きだ。


これが今朝、良くある非常用大型懐中電灯の光で撮影したもの。


こちらが夕方、白いLED懐中電灯で撮影したもの。照らす範囲も広げられるので便利だ。

PM16:30ごろから、穴の中が少し騒がしくなり、数分後最初のモモンガが巣穴から顔をのぞかせた。まだ薄明るい時間帯だ。懐中電灯を持ってきているとはいえ、できればあかりを使わずに撮りたいので、この時間に出てくれるのはうれしい。



それから、順番に巣穴から出てきて、餌場に向かって飛んで行った。
最後の一頭がいなくなってから、昼間見つけておいた餌場に行くと、2頭のモモンガが餌を食べていた。
撮影するには遠いので、雪の上にあおむけに寝そべり、観察した。
モモンガのいる枝の間からカシオペアが光っているのが見えた。

1月10日(日) 網走へ

キンゾーさんとシロさんと、管内の湖にワカサギ釣りに行く予定だったが、前日行った知り合いが無釣果だというので、網走まで足を伸ばした。直前にシロさんが来られなくなってしまい残念だった。

6:30ごろから始め、13時ごろまで釣ったが、まあまあ釣れ続けた。
キンゾーさんが600、私が400くらいの釣果だった。


雪は振ったが、気温はそれほど下がらなかったので、テントの中は快適であった。

この湖でいつもやるように、氷直下のワカサギのサイトフィッシングをしたり、針だけで釣ってみたりとアホなことをしながら釣りをした。サイトフィッシングは、ワカサギの餌のつつき方やくわえ方のバリエーションを色々と見られるので、結構ためになる。水面から10cmほどの穴の中で釣れる馬鹿な奴もいて、楽しかった。何も付いていない針でも釣れたが、ビーズと赤い毛の付いた針ならなお釣れた。しかし、やはり餌を付けた方が釣れることがわかった(当たり前だけどね)。本当は200もあれば十分なのだけれど、やっぱり釣れていると欲が出てしまい、12時であがるはずが1時間延長してしまった。


魚のサイズが大きいので、400と言ってもかなりのボリュームがある。

釣り始めてしばらくたった頃、仕掛けがスイベルから外れてしまったのだが、その直後にキンゾーさんがワカサギをついたままの私の仕掛けを釣りあげてくれた。そこについていたワカサギは15cmもあろうかという巨大な魚だった。キンゾーさんに戻ってきた仕掛けと一緒にワカサギも返してもらい、「これが今日最大魚になったりして」と話していたら、本当にそれが私のその日釣った(いや、釣っていないけど)一番大きなワカサギになってしまった。
帰りには、美幌にある温泉に寄り、夜は家で宴会をした。
釣りに行っていないまつさんもなぜか加わり、うちの家族と釣り仲間とワイワイと楽しく過ごした。


帰りに寄った温泉と、ついでに作った南蛮漬け


煮玉子と、塩焼き用の巨大ワカサギ
一番下にちらりと映っているのが、通常のワカサギサイズなので、その巨大さがわかると思う。


キンゾーさんとまつさんのお土産のお酒。これもうまかったなあ。

いつも思うけれど、網走のワカサギは最高に旨いと思う。そしてこれもいつも言うけれど、私は塩焼きが一番好きだ。唐揚げにはあまり大きなものは適さないが、塩焼きは大きいのが旨い。今回のでかいワカサギは、腹に卵も詰まっていた。塩焼きは友人たちにも家族にも一番の人気だった。
人気と言えば、まつさんのお腹と、キンゾーさんの筋肉がうちの娘たちに大人気だった。まつさんの巨大なお腹を喜んで触り、キンゾーさんが腕立て伏せをしている背中に大はしゃぎで乗っていた。
いやあ、充実の1日だったなあ。




1月4日(月) 鳥もいないし、モモンガもいなくなっているし

HPを見てくださっているみなさん、いつもありがとうございます。
今年は開設から10周年になる年です。ここまで続けてこれたのは皆さんの温かい励ましでも、私の根気強さや責任感でもなく、たまたま私がヒマだったからでしょう。ですから、それを記念して何かのプレゼントをするだとか、イベントをするだとかという予定はありません。



今年の正月はとてもゆっくりできた。
妻の実家の夢のように美味いおせちを食い過ぎて、ぶよぶよと体重が増えつつあるので、体を動かさねばと、昨日は娘をスキーに連れて行った。
生まれて2回目のスキーだが、娘は速いとか高いといったことが怖くないので、スキーには向いているようだ。初めてなので回数券でいいかなと思って乗り始めたが、もう一回もう一回ときりがなく、しまいには「一人で行ってくるわ!」と、合計23回もリフトに乗っていた。小さな町の小さなスキー場なので、リフトもコースも短いのだが、それでも普通の人は23回も乗らないだろう。娘ほどではないが、私も16回も乗ったので、くたくただ。




翌日は早朝から、鳥を見に出かけた。
天気も良く風も弱かったので、撮影にはばっちりなのだが、いかんせん鳥が少ない。
特に冬の小鳥が少なく、見かけたのはツグミとカシラダカぐらいだ。
昨年まで行けたコミミズクやハイイロチュウヒやケアシノスリが見られた観察場所も雪で閉ざされており、行くことができなかった。


有名な木。朝日に照らされて美しかった。


大河に掛る橋。川はまだ凍っていない。


オオワシとオジロワシの若者かなあ。



海岸から平野部、山間部をゆっくりと車を走らせながら家の付近まで帰って来たが、結局ミヤマホオジロが一羽いだだけだった。

まだ時間が早かったので、去年のモモンガ穴がどうなっているか調べに行った。
スノーシューを履いて、昨年見つけたいくつかの巣穴を見て回ったが、駐車場所から近い巣には、モモンガは今のところ入っていないようで、随分歩いて1カ所だけ新しい糞のある巣を見つけた。この場所は、別の駐車スペースから入るとすぐなのだが、今年は大雪でそこは埋まってしまっているのだ。さて、どうしたものか。「新しい巣穴を探しに行こうか。それとも、毎回ここまで歩いてこようか。」と悩むところである。